「人に親切にしているのに、なぜか自分が損をしてしまう」
「頼まれると断れなくて、いつも疲れ切っている」
実は、私も以前はまったく同じ状態でした。
お人好しが災いして、本当に大変な目に遭ったことがあります。
そのとき手に取った本が『GIVE&TAKE』です。
読み終えた瞬間、「なぜ自分がそんな目に遭ったか」がはっきりわかりました。
気分がすっと明るくなったことを今でも覚えています。
この記事では、本書の要約と感想をお伝えします。
読み終えると次のことがわかります。
- 「損をするギバー」と「成功するギバー」の決定的な違い
- テイカーを見極めて、人間関係の悩みを減らす方法
- 今日から実践できる3つのアクションプラン
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【本好きの節約&ポイ活術】読書量を減らさずに本代を半額以下にする5つの方法
『GIVE&TAKE』とはどんな本か
この本は「与える人こそが最終的に最も成功する」ということを、科学的に証明した一冊です。
世界的ベストセラーとなり、世界30か国以上で翻訳されました。
著者はアダム・グラント氏。世界トップクラスのビジネススクールの組織心理学者です。
テーマは「人間関係と成功の法則」。
読んでいて自分にもあてはまる場面が、きっと一度はあるはずです。
人間は3つのタイプに分かれる
本書の出発点となるのが、人間の分類です。
グラント氏は、人を次の3つのタイプに分けて説明しています。
| タイプ | 特徴 | 行動パターン |
| ギバー(与える人) | 見返りを求めず他者に提供する | 知識・時間・助けを惜しまず与える |
| テイカー(奪う人) | 自分の利益を常に最優先する | 他者を自分のために利用しようとする |
| マッチャー(バランスをとる人) | 損得のバランスを重視する | 「やってもらったら返す」を基本とする |
ここで、多くの人が驚く事実が登場します。
「幸福度の最下層にいるのはギバー。しかし最上位にいるのも、ギバーである」
これが本書のもっとも衝撃的なポイントです。
なぜ、同じギバーなのに結果がここまで違うのでしょうか。
「損するギバーと「成功するギバー」の違い
違いはたった一つです。
「自分の利益も大切にしているかどうか」。
① 損をする「自己犠牲型ギバー」
他者の要求にすべて応えようとするタイプです。
どんな頼みも引き受けるため、時間とエネルギーが枯渇します。
テイカーにとっては、これ以上ない格好の標的です。
最終的には燃え尽きてしまうリスクが高くなります。
② 成功する「他者志向型ギバー」
他者への貢献を大切にしながら、自分の目標も同じくらい重視します。
「全員に与える」のではなく、「誰に、どこまで与えるか」を意識します。
その結果、長期的な信頼が積み重なります。
win-winの関係を築けるため、周囲が自然と協力してくれるようになります。
成功するギバーの特徴
「成功するギバー(与える人)」の特長は、以下の4つの才能に集約されます。
「弱いつながり」の活用
広く浅いつながりを大切にし、休眠状態のネットワークから予期せぬチャンスや貴重な情報を引き出す。
チームへの貢献
自己の利益よりも全体の利益を優先し、心理的安全性を高めることで、周囲が力を発揮しやすい協力的な環境をつくる。
可能性の育成
他者の才能や隠れた可能性を信じて熱心に育てることで、周囲の能力を底上げし、信頼関係を築く。
謙虚なリーダーシップ
威圧的な態度をとらず、他者の意見に耳を傾ける謙虚な姿勢(パワーレス・コミュニケーション)によって、周囲から心からの支持と影響力を獲得する。
彼らは奪う(テイクする)ことなく周囲を豊かにすることで、最終的に最も高い成果を収めます。
【感想】健康なギバーになる前提条件とは
自己犠牲型ギバーになってしまう根本原因は何か。
読み進めながら、私はその答えに気づきました。
私が『GIVE & TAKE』を読んで気づいた「NOと言えない日本人」の問題
日本には「境界線を引く」という考え方が浸透していません。
その場の空気を重視し、相手の要求をはっきり断ることを遠慮する風潮があるからです。
本当はいやだったけど、了承してしまったということがありませんか。
境界線を引いて自分を守るということがないと、自己犠牲型ギバーになってしまいます。
自分にも相手にも利益のある関係を目指そう
長期的に幸福な人とは、みんなで幸せになれる人です。
自分、または、相手が我慢している場合、長期的にその関係は続きません。
自分にも相手にも利益がある関係を作りましょう。
このような「当たり前だけど、意外と忘れてしまうこと」を分かりやすく解説してくれることが、この本の価値の1つだと思います。
人間関係の悩みが減った!今日から実践できる3つのステップ
本書を読んでから、私の人間関係への向き合い方は大きく変わりました。
特に効果があった3つのことをご紹介します。
① テイカーを見極めて、距離を置く
以前の私は、誰に対しても無差別に親切にしていました。
今は相手がテイカーかどうかを意識するようにしています。
私の経験上、テイカー気質な人には、次のような傾向があります。
- 感情のコントロールが難しく、自分の怒りや不満を周囲にぶつける
- 地位・名誉・物質的な利益を強く求める傾向がある
- 自分が損することは絶対に許さない
相手を選ぶ勇気を持ってから、人間関係の悩みが目に見えて減りました。
② 「5分間の親切」から始める
大きな犠牲を払わなくても、ギバーとして行動できます。
5分以内でできる小さな手助けを意識するだけで十分です。
情報を共有する、一言アドバイスをする、感謝を伝える。
こうした小さな積み重ねが、長期的な信頼につながります。
③ 「ここまではNO」という境界線を引く
自分が無理なくできる範囲を、あらかじめ決めておきます。
「これ以上はできない」と言える基準を持つことで、燃え尽きを防げます。
断ることは、冷たさではありません。
自分を守ることが、長く与え続けるための土台になります。
この本はこんな人に特におすすめ
- 人間関係で消耗してしまいがちな人
- 目先の利益より、長期的な信頼を築きたい人
- ブログ・SNS・副業で「発信」をしている人
- 営業職・管理職・フリーランスの人
- 「お人好しで損をする」と感じたことがある人
まとめ:自分も相手も大切にする「賢いギバー」へ
この記事のポイントを整理します。
- 人はギバー・テイカー・マッチャーの3タイプに分かれる
- 最も成功するのも最も失敗するのも、どちらもギバーである
- 自己犠牲型ギバーは燃え尽き、他者志向型ギバーは長期的に成功する
- テイカーを見極め、自分の境界線を持つことで人間関係が楽になる
他人に尽くしすぎて疲れてしまったとき。
「なぜ自分ばかり損をするのだろう」と感じたとき。
ぜひこの本を手に取ってみてください。
きっと、今の自分に必要な答えが見つかります。
GIVE & TAKEを読んでみたいと思った方へ
こちらの記事を読むと、GIVE & TAKEを安く読む方法が分かります。


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