投資の本って何から読んだらいいのか分からない
今回はそんなあなたに、年間200冊以上読む私が投資のおすすめ本をお伝えします。
「初級」「中級」「上級」にわけて紹介しますが、最終的には全部読んでほしいと思います。
紹介した本を読むことで、「インデックス投資×長期保有」が最強であるということがより深く理解できます。
※この記事は、金融庁のイベント資料に基づいた『正しい投資の知識』に、私が実際に本を読んだ体験を加えて解説しています。
【初級】まずは投資マインドと「最初の一歩」を整える
バビロン大富豪の教え
なぜ、いつの時代もお金に困る人と、資産を築く人がいるのか?
その答えは、古代バビロンから伝わるシンプルな習慣にありました。
本書が説くのは「収入の1/10を貯金せよ」「欲望に優先順位をつけよ」などおどろくほど簡単な教えです。
しかし、この教えには、お金を軸にした生き方全般の知恵が詰まっており、積立投資と非常に相性がいいです。
テクニックに走る前に、一生お金に困らないための「器」を作るため、まずはこの物語からはじめましょう。
マンガ版もありますし、内容も物語形式でわかりやすく、かんたんに読むことができます。
私がこの本を読んだのは、投資についてかなり学んだ後でしたが、それでも十分に意味がありました。
このマンガ版『バビロン大富豪の教え』、実はKindle Unlimitedの対象になっていることがあります。
月額980円のサービスですが、初めての方は30日間の無料体験ができるので、期間中に読んでしまえば実質タダです。
普通に買うと1,000円以上する本なので、これ一冊読むだけで月額料金の元が取れてしまう計算です。
お金の勉強を始めたいけど、いきなり本を買うのはハードルが高い…という方は、この『読み放題』を活用してみてください。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん
この本が教えてくれるのは株の買い方ではなく、「お金に働いてもらう」という考え方そのものです。
「持ち家は最大の資産だ」と教える貧乏父さんと、「持ち家は負債だ」と教える金持ち父さん。
この二人の対比を通じて、富裕層だけが知っているお金の知識が、物語形式でスッと頭に入ってきます。
私はかつて貧乏父さん的な考え方を持っていましたが、この本をきっかけに投資をはじめました。
はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版
投資を始めたいけれど「まとまったお金がない」「損をするのが怖くて踏み出せない」。
そんな方のための特効薬がこの本です。
著者の横山光昭さんは、家計再生のプロだからこそ、無理な投資ではなく「生活を壊さない範囲での投資」を徹底しています。
月々3000円、つまり「飲み会1回分よりも少ない金額」から始める新NISAの活用術は、読者を「プロの投資家」ではなく、「投資が当たり前の生活」へと導きます。
3000円という少額からスタートし、複利の効果を実感しながら、徐々に投資額を増やしていく。その「成功体験の作り方」が丁寧に描かれています。
忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積み立て投資術
著者のカン・チュンドさんは、日本のインデックス投資専門のアドバイザーとして長年活躍されている、いわば「積立投資のプロ中のプロ」です。
そんな方が書かれたこの本の魅力は、いくつかあります。
徹底した「具体性」:海外の名著にはない「日本の税制」や「具体的な金融商品」をベースに解説されているため、読んだその日に証券口座を動かせます。
ライフプランにそった投資の提案:人生が90年続くと仮定して、若いときから老後までお金とどのようにつきあうか教えてくれます。
「出口戦略」まで網羅:多くの投資本が「買い方」で終わる中、本書は資産をどう取り崩していくかという、初心者が見落としがちな「出口」についても優しく説いています。
積立投資の基本を学ぶにはいい本で、初心者にとっては非常に参考になります。
2009年と少し古い本ですが、すでに税金・社会保険料が増大し、日本人の手取りが増えないことを予見しているところに、私は感動しました。
新NISA対応 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
「投資の勉強をしたいけれど、分厚い専門書を読む時間はない」。
そんな忙しい現代人のための救世主が本書です。
専門用語を一切使わず、ド素人の著者が専門家の山崎元氏に「一番いいお金の増やし方を教えて!」と詰め寄る対談形式で進みます。
この本の良いところは、「銀行には近づくな」「保険は入るな」「買うのはこれだけ」と、驚くほど明確に断言している点です。
新NISA制度をどう使い倒すべきか、余計な知識を持たずにやるべきことだけ知りたい人向けの一冊です。
中級編
改訂版 お金は寝かせて増やしなさい
インデックス投資の正解は「寝かせておくこと」ですが、これが一番難しいと言われています。
著者の水瀬ケンイチ氏は、20年以上の投資経験を持つ個人インデックス投資家のレジェンドです。
ITバブル崩壊やリーマンショックといった「地獄のような暴落」を乗り越えた著者の体験談が書かれており、読み応えがあります。
金融庁の資料にあるきれいな右肩上がりのグラフだけでは学べない、含み損に耐えるメンタルやリスクマネジメントが学べます。
臆病な人でもうまくいく投資法
SNSに溢れる「資産1億円達成!」「爆益銘柄はこれ!」という情報に惑わされて焦っているなら、一度本書で立ち止まってみてください。
著者は、勇気を出して勝負するのではなく、「自分がどこまでの損失なら耐えられるか」という許容度に合わせた投資を推奨しています。
この本を通じて、他人のスピードではなく、自分自身の「臆病さ」に合わせたポートフォリオを作ることが学べます。
11人分のやり方が紹介されているので、きっと自分にあった投資信託や手法を学べますよ。
超簡単 お金の運用術
「投資信託は何百種類もあるけれど、結局どれが一番いいの?」
その問いに著者は、「これとこれを、この比率で持つだけ」という、驚くほど削ぎ落とされた運用術を紹介してくれます。
多くの本が「あれもこれも」と知識を詰め込む中で、本書は「やらなくていいこと」を明確にしてくれます。
金融機関の甘い言葉や、複雑な金融商品の裏側をバッサリと切り捨てる本書は、賢く、効率的に資産を増やしたい現代人にとっての必読書です。
実は先ほど紹介した「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」と同じ方が書かれた本です。
そして著者自身が、この本を自分の両親に送ろうと思うと冒頭に書いています。
みなさんも両親にお金の運用を伝えたいときにおすすめかもしれません。
上級編
敗者のゲーム
プロのテニスは、鋭いショットを決める「勝者のゲーム」ですが、アマチュアのテニスは、自滅しない方が勝つ「敗者のゲーム」です。
投資もこれと同じだと、著者のチャールズ・エリスは断言します。
「もっと高い利回りを」「もっといい銘柄を」と動けば動くほど、手数料や判断ミスで資産は削られていきます。
この本を読めば、「何もしないこと(=インデックスを持ち続けること)」がいかに高度で知的な勝利への道かが理解できるはずです。
私も投資で大儲けをしたくなったとき、いつもこの本を思い出して自制します。
ウォール街のランダムウォーカー
「猿が投げたダーツがプロに勝つ」という衝撃的な事実から、インデックスの優位性を確信に変える一冊です。
本書は、株価の動きが「ランダム・ウォーカー(千鳥足の酔っ払い)」のように予測不可能であることを、膨大なデータと歴史から証明します。
本書を読み終えたとき、あなたは巷に溢れる「儲かる銘柄情報」が無意味だと悟るでしょう。
そして、「静かに、淡々と、市場全体を持ち続ける」という行為が力強い戦略であると理解できるようになります。
投資をやるなら必読の一冊です。
まとめ
ここまで、金融庁の指針と私の読書経験から厳選した10冊の本をご紹介してきました。
今回紹介した本は、すべて異なる角度から書かれていますが、核心部分は驚くほど共通しています。
- 支出を管理し、種銭を作る
- 新NISAなどの制度を使い、無理のない範囲で低コストなインデックス投資を行う
- 市場の波に一喜一憂せず、ひたすら寝かせて待つ
投資の世界では、「早く始めた人」が最も有利になります。
10年後、20年後の自分から「あの時、本を読んで一歩踏み出してくれてありがとう」と言われるように、今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?
あなたの豊かな未来を、これらの素晴らしい本たちがきっと支えてくれるはずです。


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